16/04/27

出汁にふんわり浮かぶ正統派ぽわぽわ麺!『かねいし みずほ』(福岡・博多)



博多駅から筑紫通りをのんびり歩いて15分、午前10時に訪れた小さなうどん店『かねいし みずほ』。年季が入った店内にはのんびりした時間が流れており、いい意味で個人店らしい力の抜け方が初見の私にも心地いい。BGMなんてものはなく、換気扇の音と隅で店員のおじちゃんがときおりスポーツ新聞をめくる音が聞こえるだけ。「フオン、フオン」「……パラッ」
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小上がりを含め26席ほど。ごぼう天470円の注文から4分ほどで着丼です。
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角がなく、丸くて太い麺は博多うどんの模範。茹で置きだと思いますが、歯を立てるとふわっ、噛み切る最後の瞬間ほんの少し伸びる絶妙な食感に朝から打ち震えました。見た目は『大福うどん』に近いですが、あそこまでのもちっとした跳ね返しはなく、「いいんす、いいんす。自分の仕事は出汁を吸うことですから……」と愚直な感じに心くすぐられます。

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で、その出汁はというと鰹と昆布をベースにウルメイワシなんかも使っておられるんじゃないかなと予想(出汁の勉強はしていますが、的中させるのは難しいのでふわっと濁します)。一切のとがりがなく、それでいてそれぞれの節がしっかり効いた仕上がり。これが身体に沁みてしょうがないったら。ほんのりと舌に残る自然な甘みも◎。余計なものは入れず、ただ丁寧に素材から出汁をひいただけなのにこのおいしさ。つくづく福岡の出汁偏差値は高いなぁと思います。他人の目さえなければ、いつまでも丼を舐め回していたいくらい。

そうそう、最近思うのですが、天ぷらって揚げたてには揚げたての、揚げ置き(?)には揚げ置きの良さがあるなぁと。揚げたてならではの、衣が出汁をどんどん吸った結果、とろ~んと溶けたのもいいけれど、少し時間が経って表面が硬くなったのも案外好き。

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最後に外観。『かねいし みずほ』があるのは、小道を入ったマンションの1階。住人の方々を心の底からうらやましく思いつつお店をあとにし、ここからほど近い『寅ちゃんうどん』へ向かったのであります。ごちそうさまでした。

(そういえば、近くにある『かねいし」は、お店の方いわく姉妹店のようで経営は別だそう。大人の事情の香り

? 私はどちらのうどんも大好きです)


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