旗の台駅からすぐ。以前の修業先での釜玉人気から、専門店で勝負しようと決めたご主人。
「餅のようなうどんを目指してます」。それを、あえてチクゴイズミやアヤヒカリといった低アミロース小麦でやらないのがおもしろいとこと。季節ごとに変えるものの、いずれも圧力釜で茹で負けない骨太さを優先させた麺質設計というか。
麺は1cmはあり、持ち上げるとずんっと重みを感じる重量タイプ。表面はとろりと柔らかく、内にかけてぐぐっと弾力が増していきます。何かに似てる……あ、これお相撲さんの身体だ。噛み始めから噛み終わりまでに濃ゆいドラマがあるんです。
こちらでは、釜玉という究極的にシンプルな食べ物に遊び心もトッピングしており、この日はスタンダードに加え、カルボナーラver.や肉と焦がしネギver.など。3種類を食べました。
ここから釜玉の世界が広がっていくんだなあ。
ごちそうさまでした。
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