長崎、100余年の味を東京で。「ふじのや」(東京・市ヶ谷)



2016年5月、長崎の老舗うどん店「松乃家」が暖簾を下ろしました。100余年続いた同店の閉店の知らせに長崎出身の方はさぞ肩を落とされたことでしょう。私も昨年、関連記事を書きました。

消えゆく個人経営うどん店を人気ラーメンチェーンが救済する理由

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市ヶ谷駅にほど近い「ふじのや」が目指すのは、その「松乃家」の味。長崎出身で幼いころから「松乃家」に通った代表が、地元の味を再現すべく自ら“長崎うどん”と銘打ち、吉祥寺店に続き2014年5月にオープンしました。「松乃家」さんもとても喜ばれているそうです。

品書は長崎うどん500円、きつねうどん590円、香りつくねの月見うどん790円、面白いものだと海鮮ちゃんぽんうどん1130円、生うにといくらのうどん1100円というのも。うどんの他、カウンターで一杯飲みながらつまむのにうってつけな長崎おでんや、各店限定メニューもあるそう。

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▲長崎うどん500円

長崎から直送する5-6mm幅の細麺は、角がなくぷるんと丸い仕上がり。長崎といえば五島うどんがありますが、それよりも太く、そして柔らかい。いい加減にくったりしていて、少し甘めに仕上げた黄金色のかけつゆとのなじみがとってもいい! アゴ出汁を思わせる魚系のきれいな旨みが印象的でした。

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長崎老舗の味に惚れ込んだご主人のうどんは、凪のように穏やか。ごちそうさまでした。