やっとご登場いただきます、北九州の雄的存在「資(すけ)さんうどん」。ここは、私が北九州の夜を楽しむ上で絶対に欠かせないマスト店です。福岡以外ではあまり知られていないようですが、1976年創業の「資さんうどん」は現在、福岡全土から下関まで40軒ほど展開するなかなか大きなチェーン。北九州出身の方と話すと資さん愛の強さがよく伝わります。
いや~本当に大好きなんですよね~私も。だって、安さ&おいしさはもちろん、全店舗の半数以上が24h営業なんです! 呑んで呑んで、最後に「ほんじゃ資さん行くか」が幸せでのう。
そういうわけで、急に中国っぽくなりますが“私的東京進出熱望店”のひとつです。
▲魚町店は小倉駅前の繁華街のど真ん中にあり、老若男女が利用する活気あふれる大型店
▲ゴボ天うどん420円。資さん印の蒲鉾がトレードマーク
▲ロングゴボ天が丼からはみ出しています
ところで、同じ福岡ではありますが博多うどんとは麺も出汁も少し違います。
まず麺の違いは“食感”。「資さんうどん」では、オーストラリア産と国産(北海道・九州)をブレンドした自家製麺を使っており、茹で置きする点は博多うどんと同じですが、歯が押し返される感触は資さんの方がややしっかりしています。外側ふんわり、中は腰の据わったもっちり感と、剛柔二段階の差が明確!
▲東京・八重洲の「丼拓」さんもこの系統
出汁は、サバ・ウルメイワシ・昆布に強い旨みを持つ椎茸も使った個性的な仕立て。博多うどんの「スメ」より主張がはっきりしていて、一度飲んだらインプットされる味。これが特にお酒を飲んだ〆に飲むと抜群においしくて。もちろん、朝一でもペロリです。
▲とろろ昆布は無料ですが、前述のとおり元の味がしっかりしているので入れ過ぎ注意
しかし、最近は小倉での過ごし方がややマンネリ化しちゃってます。平和通りの「道理」という激安ふぐ屋台でふぐコース→魚町の焼き鳥屋→資さんうどん……で、翌日の朝ごはんは小倉ステーションホテルの朝食バイキングを2周(ここの朝食、すんごくおいしいんです!)→資さんうどんとか。次回こそ「天寿し」に伺わねば。
ごちそうさまでした。