お盆休みといっても、某誌10月号のためのロケハンと原稿、あとは猫とゴロゴロして過ごす日々。そんなとき心に浮かぶは「あゝ、福岡に行きたし」という思い。7月1日に行ったばかりなのに。取材色を強くして(=飛行機代を回収)、できることなら毎月行きたいのが本音であります。
さて今回ご紹介するのは、中目黒駅から10分ほど歩いた小路にある「豊前房」。なんとも美人な手延べ麺が食べられるお店です。
▲なんとなく漂うトラットリア感。別にイタリアンだったわけではないそうです
▲甘きつねうどん1,050円
手延べならではの丸みを帯びたやや平たい麺が持つシルキー感は本当に衝撃的。くわえて流麗な喉ごし、口中でプルンと跳ねるみずみずしさ。大変勝手ながら「麺史始まって以来、もっとも摩擦係数0に近きもの」の称号をお送りしたい!
ぜひうどん好きの方には試してほしいです。
▲いりこと昆布の出汁がふくらむかけつゆも美味
【メニュー(一部)】
かけうどん787円・丸天うどん892円・かしわうどん1,207円・梅おろしうどん997円・板わさ525円・塩辛420円・だし巻きたまご735円・大山どりの塩焼1,575円……
うどんの価格帯は1,000円前後が中心とややお高め。せっかく日本酒や焼酎、上品な酒肴も揃っているので「うどんなぞ300円で食べられるわい」など野暮なことはいわず。最近増えている“うどん居酒屋”として、ぜひ。
ごちそうさまでした。