16/08/25

食後も続く出汁の余韻。「すずらん」(東京・学芸大学)


この夏はウェブ・雑誌ともにカレーの取材が多く、15もの素敵なカレーとの出合いがありました(ロケハン入れたら20超か!)。すべての取材を終えた今、その反動からか以前にも増してうどんを食べ漁っております。

さて、今回ご紹介するのは、お気に入り店のひとつ「すずらん」武蔵小山駅・学芸大学駅・祐天寺駅、いずれの駅からも徒歩15分ほどでしょうか。目黒駅からバスでもさくっと行くのもアリ(停留所:目黒消防署前)。

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関西風を謳う「すずらん」は小体な造りながら、暖簾を掲げるや否やどこからともなくお客さんが現れる、このあたりの人気店。私は17時の開店に合わせて行くことが多いですが、そこには店前を漂いながら開店を待つクラゲの如き同志の姿があります。

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▲かけうどん600円

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気の良さそうなご主人が打つやや細いうどんは、クニュッと心地いい弾力で、食べ手を選ばない万能タイプ。細さにばらつきがあるのはご愛敬。【柔らかめ】注文にすると、もともと素晴らしい麺がさらにのびやかに仕上がります。

麺もお見事ですが、毎度ほれぼれしてしまう黄金色のかけつゆときたら、澄んだ中にも旨みが表現されていて……カツオ節の特有の酸味を柱に昆布の丸みが見事に調和しています。お店を出たあとも、オーラのように余韻が身体を包むこの体験を幸せと呼ばずに何と呼びましょうか。

不肖ながら、「おいしいうどん屋は?」と聞かれるとありすぎて困ってしまいますが、「おいしいかけつゆを出すうどん屋は?」と聞かれたら真っ先に「すずらん」さんの名前を挙げます(とはいえ、他にもすんばらしいお店がありすぎて悩ましい限りであります)。提供までは約10分。その間、250~450円と親切な価格帯の酒肴をお楽しみあれ!

ごちそうさまでした。


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