16/04/22

細麺ならではの軽快なコシ「手打ち釜あげうどん 禅」(東京・原宿)


原宿駅から徒歩7分。サードウェーブか何度ウェーブか分からないお洒落なカフェが集まるエリアの一角に、外観を竹に囲まれた涼しげな雰囲気のうどん店。お客の8割が近隣のアパレルショップスタッフだという「手打ち釜あげうどん 禅」、お初です。

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木目を基調とした店内。14時半ごろに訪問したため、お客さんも少なくのんびりした雰囲気です。この場所にオープンして15年ほどだとか。今年できたの?ってくらいきれいな内観です。

店主は釜あげうどん発祥の地、宮崎の名店「重乃井」から独立したお店(場所不明)で修行していたようです。看板にも「釜あげうどん」と掲げていることからも、こちらは宮崎うどんのお店と認識してよいかと思います。

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メニューはこんな感じ。すっごい今更なこと言いますね。すっごいすっごい今更なんですけど……つくづく東京のうどんって高いなぁと思うわけですね。福岡や香川のうどん店の2倍~2.5倍くらいかな。まぁそういうものなのだから仕方がないけれど。

そういえば、TPPの小麦粉問題はどうなったのだろう。頭のいい方、かみ砕いて教えて欲しい。内麦の行く末を案じつつ、アッシにできることは内麦を消費すること、と日々うどん店を渡り歩いている次第です。

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注文から5分ほどで「海老天」1000円(税込)が到着しました。天ぷらは別皿。厨房の奥でジュワジュワと素敵な揚げ音を立てていたのはきっとこの子たち。

宮崎うどんというのは、麺がやや細なんですよね。3~4mmほどかな。女性的な見た目ですが、それなりにコシがあるのも特徴。こちらの麺ももちっとほどよい弾力がありました。ただ、一言で宮崎うどんといってもお店それぞれのスタイルがあるもの。原宿「禅」には、宮崎「重乃井」や渋谷「澤乃井」、江戸川橋「はつとみ」の3店とは違う魅力があります。(うしろ3店は麺によじれが見られ、もうちょいふわっとしている)

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う~ん、この麺、軽やかでいいですね~。見た感じも愛らしいし、食感も楽しい。もう1~2分でも長く茹でたらしなやかさが増すような気がしますが、これはきっと好みのハナシ。

お出汁については、調べる限り賛否両論のご様子。見てのとおりちょっと濃い目の醤油色。どれどれ、と一口啜ってみると……うぬ、なるほどこの醤油感は賛否が分かれそう(ちなみに元AneCanモデルの高垣さんは絶賛。私のようなうどんバカが言うより影響力絶大だ)。小麦の香りが醤油にかき消されていて、本来の鰹と椎茸の旨みが効いたほんのり甘め仕立ての宮崎うどん出汁とは違うところに着地しているようでした。

関東用にあえて濃くされておられるのかな。だとしても、これだけ醤油が効いていると昆布や節類の旨みを探るのが難しく……ムムこれは喉が渇くかも、と。麺がいいだけに、今後「出汁の変」が起こったらまた食べに行きたい。

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揚げ物はばっちぐう。衣はサクッと軽い軽い。海老天にナスとシシトウが付いているのを見て、平静を装いつつ内心はわっしょい天ぷら祭りでした。大好きなのよ~、ナスの天ぷら。それぞれ半分はそのまま、残り半分は出汁に浸しつつおいしくぺろり。

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うどん以外のメニューも充実しているため、居酒屋使いもできちゃうのがいいですね。板わさやなすの揚げ出し……ツレがいたら一本つけてもらいながらちょこちょこ頼みたくなっちゃう。「そば前」ならぬ「うどん前」、いかがっすか。

ごちそうさまでした。


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