16/12/12

粘膜にまとわりつく流麗な讃岐うどん。「いわい」(東京・十条)


十条商店街から一本入った路地に佇む「いわい」は、香川の雄「宮武うどん」の系譜を継ぎ、東京中からうどん好きが集まる評判店です。入店時に「いらっしゃいませー!」と言われると、心の中でこっそり「おうおう、そっちこそ(胃に)いらっしゃいませーい!」と返しちゃうくらい大好きなお店。

メニューは「あつあつ」・「ひやひや」・「しょうゆ」のほか、締めたうどんを温かいかけつゆで食べる宮武発の「ひやあつ」も。値段も小・中・大の順に300円・400円・500円と現地価格でありがたいかぎり。

この日は暑かったので「ひやひや(小)」を注文しました。

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手打ち手切りの麺は水分をたっぷり含み、みずみずしさいっぱい。上画像のネギのあたり、うっすら透けているのが分かるでしょうか。また角は凛と立っているものの、アンドロイド的な真四角ではなく、ところどころに人格を感じさせるカーブもあり……結論、「イケ麺」。そして食感も超S級で、気持ち悪い言い方になりますが、唇に始まりすべての粘膜にまとわりつくような流麗さを以って胃まで滑り込んできます。これがたまらない。見た目はほっそり女性麺なのに、いざ対峙すると「ええんか? ええんのか?」とこちらの様子を伺ってくる感じがもう……!(よく分からんけど、ええよー!)

昨今、特に東京だと弾性を押した麺が多くなっているように感じますが、本来の讃岐うどんってもっとたおやかで、強い押し返しなんて要らないんだよ!!!

って、讃岐出身の偉い人が言ってました~。私はそれも店主さんの個性だと思いますけど~。

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黄金色のかけつゆはいりこを主役にきりりと淡麗な仕立て。いりこの独特なクセを完璧にハンドリングしてかけつゆの輪郭を描き出しています。img_0406

ごちそうさまでした。

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