18/01/08

筑後うどんをグルーピングしてみた


いかんいかんと思いつつなかなか手を付けずにいたことの一つ。これまで取材などで得た証言をまとめた“福岡のあるうどん”の家系図(分かる範囲で)をこそっと作ってみました。

福岡のうどんといえば、やわやわの博多うどんをイメージする方が多いでしょうか。

▲例えばこちら。博多うどんの代表格の一つ「因幡うどん」のごぼう天うどん

いえいえ、それだけではありません。

たしかに博多うどんはシンボリックな存在です。でも、小倉へ行けば真っ黒なつゆと生姜が特徴的な「どぎどぎうどん」がありますし、新興といわれる「豊前うどん」も今や県外進出の勢いが止まりません。それだけでなく、もはや既成ジャンルで括れないものもあり、クラシックからモダンまでぶっちりぎりの層の厚さが福岡の面白いところ。私はそう思っています。

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少し話がそれましたが、昨年6月のある日、私は筑後地方に根差す「筑後うどん」との距離を深めるべく、久留米市にいました。久留米にはこれまでにもうどん目当てで何度か足を運んでいましたが、集中して回るのは初めて。

そのときの記事はこちら→【愛すべき10杯】久留米、濃きうどん旅に寄せて。

最終的に16軒にお邪魔したのですが、お店からお店を転々とするうち、ふと思いました。「ここのうどんのトロトロ感って、最初の方に食べたあのお店に似ているような……」

そんな疑問を店主さんにぶつけてみたところ、なるほど! その方は私が似ていると思ったお店で修業された方だったのです。むむ、これってめちゃめちゃ面白いぞ。いわゆる「家系図」っていうのでしょうか。調べた限りでは誰も取り組んでいないようだし、よしいっちょやってみよう、と思い立ちました。それ以降、完全に個人的な興味ではありますが、店主さんや製麺会社の方など、自分なりに意識してみなさまにお話を伺っているうち、なんとなく家系図らしい形が見えてきました。それがこちら。

(クリックで拡大)

※便宜上、ここでは“筑後エリアのうどん”という意味合いで筑後うどんという言葉を使っています。

とはいえ、お恥ずかしながら全体数が少ないのでマニアの方からしたら物足りないかもしれません(久留米市内だけでもうどん店は60ほどありまして……)。すみません。いつか完全版を……なんてことも企んではいるのですが、とりあえず分かる範囲でまとめてます。

「筑後うどん」にご興味のある方の参考になれば幸いです。それにしても、こうしてみて改めて感じる「みの屋」のすごさ……! ああ、あの表面がいい具合に溶けたみょんみょんうどんが無性に食べたい……

▲ハイ、こちらです。「みの屋」東合川バイパス店のごぼう天うどん

ちなみに、ここまで読んで、筑後のうどんってなんだか面白そうだぞと思っていただけた方には、手前みそですが、以前Yahoo!ライフマガジンで書かせてもらったこちらの記事もおすすめです。→ラーメンだけじゃない! 筑後にも濃いうどん文化があるんです!

なお、家系図につきましては個人でちょこちょこ集積した情報のため、万が一間違いがある場合は、お手数ですが詳細とともに問い合わせフォームからご指摘いただけると幸いです。

では。

 


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