16/05/04

暑いだけじゃない!埼玉一の小麦生産量を誇る熊谷のご当地うどん「熊たまや」(埼玉・熊谷)


力強い食感が特徴の武蔵野うどんにルーツを置き、町おこしの一環として生まれた「熊谷うどん」。実は埼玉県熊谷市、小麦の生産量で県内一を誇るとか。毎夏、中山リポーター@ミヤネ屋がぐじょぐじょになるだけが熊谷じゃない!

もっとも、熊谷うどんをそれたらしめる厳格なルールはないようで(1)熊谷産小麦を使用し、(2)熊谷市内で製粉・製麺されたものならば、ざるでもよし、かけでもよし、肉つけ汁でもよしと懐は広め。地産地消がブランド化発足のテーマということで、県はまたがず、熊谷うどんを謳うお店は現在20軒以下だそう。

で、この度うかがいましたのは、JR熊谷駅構内にある「熊たまや」。熊谷産小麦100%使用のお店とのこと。

20160406_145914703

20160406_145931262

かけやざるはなく、肉つけ汁やカレーなどちょっと濃いめにいただくスタイル。一番人気のつけ汁うどん650円を注文し、待つこと5分ほどで着丼ーーー!……の前に、なんともユニークな体験(という名のひと仕事?)が待ち受けます。

20160406_144916400

名付けて「マイ七味作り」。こちらでは、うどんを待つ間に青のり、一味唐辛子、ケシや山椒などを自由に調合して自分好みの薬味を作れるんだそうな。おっとままごとと侮るなかれ。ゴリゴリ擦る内、小さな鉢からは鼻をくすぐる香りがふわ~り。こりゃ鼻のみならず乙女心までくすぐられちゃいますな~、と1人ほくそ笑むも、よくよく周りに目をやれば両隣のおじさまも、向こうのおばあちゃんも無心で擦っておられるわけで。静かな店内に響くゴリゴリ音、なんだか修行のようです。

20160406_145208490

そんなこんなで着丼までの待ち時間を大いに楽しみまして、いざいただきます。

20160406_145214886

ツヤツヤと飴色に輝くうどんは、やや平打ちタイプ。つけ汁をつけずにひと噛みすればほんのり甘い小麦の風味が心地いい。色の濃さからも歩留まり(小麦の何%を使用しているかを表す数値)の高い粉が使われていることが分かります。いわば、田舎のおばあちゃんが作ってくれるようなザ・昔ながらのうどん。こんなの作ってくれたおばあちゃんの記憶はないけれど、それでも懐かしい気持ちになるから不思議。

一方、コシは意外と弱め。武蔵野うどんの特徴であるところの歯を押し返すようなたくましい野武士感はなく、加須うどんといい「埼玉のうどんはガテン系」という先入観から心して臨んだだけに、いきなりの肩透かしでありました。

20160406_145225212

欲を言えば、もっとプリンッと弾けるような切れ方なら熱々の甘しょっぱいつけ汁とのコントラストが際立つかも。それにしても、熊谷産ネギと熊谷むらさき(醤油)を使ったこのつけ汁は大変おいしい。さきほど調合したオリジナル七味を加えて味変を試みれば、湯気とともに花開くごまや山椒の香りがさらに食欲を刺激。たまらーーーん!

さらに、1人1個無料の朝採れ生卵を割り入れると、温度は下がるもののまろやかさアップ。さきほどまでキレがあったツユはとろ~んなタレへと変化を遂げ、麺への絡みもおのずと◎となります。1回、2回と味に変化をつけられるのはいいですね。最後まで楽しく食べられました。

ごちそうさまでした。


スポンサーリンク