16/06/01

アゴが軸のミニマル出汁は女将の人柄そのもの「うどん吉」(福岡・藤崎)


月末恒例の締切モンスターから逃げ切ったので、いま超笑顔でコレ書いています。おまけに妙な解放感からか、JA九州から販売されているうどんを今しがたポチりました。どうしよう、20食セットですって。月末、恐ろしい子……!@月影先生。さて、今回は博多駅から地下鉄空港線に乗って15分ほど、早良区の「藤崎」という駅近くのうどん屋さんを紹介します。

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「うどん吉(きち)」
はこの地に店を構えて約30年、女将と大将でのんびり営まれている小さなお店。あゝもうこの外観からして心躍りますよね。この“町のうどん屋さん”感って1年や2年では醸し出せない財産だと思うんです。

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実はすぐ近くに「大助うどん」という人気店もあるのですが、うどんのタイプは全然異なりますね。「大助うどん」のことは後日書くとしまして「うどん吉」さんの出汁、これは本当にお見事。

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こちらはごぼう天うどん450円。中にはこの出汁を薄いと感じる方もおられるかもしれませんが、余計な甘みや塩味は加えず、基本に忠実に、丁寧に丁寧に引いた出汁はこのうえなく澄んでいてミニマルな印象。それでいてアゴの風味を感じられる博多らしい仕立てで……これが凡常な表現とは分かっていますが使わせてください、「二日酔いの胃にも優しい」です。

飲み進めると穏やかな旨みが広がり、拍子木切りのゴボウ天からにじみ出た油分も相まって、細胞にみるみる浸透していくよう。女将に思わずこの感動を伝えると「あら~本当?うれしいわ~」と目の前の出汁のように穏やかで温かなお人柄。

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自家製麺はやや細めで、出汁とのバランスも上々! お箸で持ち上げ、フウフウ息を吹いている間に切れてしまいそうな柔らかさですが、その中にもしっとりとした伸びやかさも持ち合わせています。

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メニューを見ていると、「キムチうどん」に一瞬目が留まりますが、その下の「手作りカレー(うどん)」も惹かれません? こんな素敵な女将が作るカレーなら絶対においしいはず。こりゃ次回食べねばなりますまい。

ごちそうさまでした。


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