17/06/04

むせ返るようなイリコの香り。「甚三」(東京・大門)


大門駅から徒歩3分ほどの「甚三」さん。神保町「丸香」さんから独立したお店で、ジャンルでいえば肉系さぬき、になるのかな。というのは、肉かけ/牛肉/肉たまぶっかけRED/肉釜玉といった“肉うどん”が種類豊富なんです。 

千葉のブランド豚“林SPF”を使用した肉かけ600円を注文。う~ん、いいビジュアル。肉うどんといえば醤油やみりん等で甘辛く仕立てるお店が多い中、こちらはシンプル路線。直球勝負ゆえ豚のクリアな脂と出汁との一体感を味わえます。

個人的にもっとも感動したのは、かけつゆ。着丼とともに真っ直ぐに立ち上るいりこの鮮烈な香りがすごいのなんの! 文字どおり“むせ返る”ようないりこ感で、ほんの数秒前に考えていたことなど一瞬で吹き飛ばしてしまうほど。のっけから甚三流の熱い歓迎にワクワクが高まったところでいざ一口含めば、舌全体にじんわりと天然の塩気を感じ、またキレの良さもあってぐいぐいと飲み進めてしまいます。

麺は修業元のそれよりもほんの少しむっちり感を増した印象で、口内で一本一本が強い存在感を放ち……うん、やっぱり肉うどんはこれくらい食べ応えがなきゃね! 聞けば、吉原食糧の粉を店内で製麺しているとのこと。

ごちそうさまでした。


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